10月5日(金)~10月7日(日)、九州大学大橋サテライトで、FUKUOKAデザインリーグ様と共催で、「FUKUOKA48時間デザインチャレンジ」を実施致しました。
これはユニバーサル都市・福岡フェスティバルに合わせて行ったイベントで、障がい者や外国人の方々とともに、まち歩きやワークショップを行い、博多のまちを「インフォハブ」にするためのデザインについて考えました。
イベントのファシリテーターとして、ユニバーサルデザインの専門家「ジュリア・カセム」女史にお越しいただきました。
健康・生活・移動・防災の4チームに分かれて行ったワークショップでは、協議会の会員の皆さまも積極的に発言し、博多のまちの代表として活躍しました!
発表では、一般投票により「防災チーム」が、デザイナー投票により「移動チーム」がそれぞれ受賞致しました。各チームの提案した内容は次の通りです。
●健康チーム
まちの健康ってなんだろう。血液の循環を、情報の循環と捉え、博多のまちの健康について考えました。 まち中に情報を循環させ、博多駅を出た後も簡単に情報を得るためにはどうすれば良いか。 健康チームは、まちの随所に存在するコンビニに注目し、「まち案内所」を設置するデザイン提案を行いました。
●生活チーム
生活に必要な情報は観光だけではありません。言ってみれば全てが生活! 博多を歩く人々それぞれが持っている生活の知恵を、よりわかりやすく知覚的にストックする方法を考えました。 まるで魚釣りをするようにかわいく楽しく必要な情報をストックする、携帯アプリのデザイン提案。
●移動チーム
博多のまちを歩く人のスピードは様々。急いでいる人やゆっくりしか歩けない人、そして情報を求めてキョロキョロしている人。 移動チームでは、スピードに合わせた歩行空間と情報受信スペースをデザインし、みんなにやさしいまちを目指しました。 誰もが見て見ぬふりをしてきた、そんな現状を真正面から見つめたやさしいデザイン提案です。
●防災チーム
博多駅で思ったこと。何でも揃う、情報も集まる、しかも丈夫。「博多駅って素晴らしい!」 実は大きな自然災害が起こったとき、博多の中でもっとも安全な場所ではないだろうか。 人々を守るシェルターとしての博多駅をデザインし、まちの人々に情報発信していく方法を考えました。
どのチームも48時間で出来あがったとは思えない、素晴らしいデザイン提案でした!
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!