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2009

Sep

15

会議開催報告

「駅の力を活かしたまちづくり」シンポジウム ~「博多まちづくりガイドライン」素案発表会~ を開催しました

平成23年春、九州新幹線全線開通および新博多駅ビル開業により、博多駅地区は大きく変わろうとしています。
平成20年4月には、博多駅地区の企業・団体、自治協議会、学識経験者や行政により「博多まちづくり推進協議会」が設立されました。現在は約130会員が、皆に愛され誇れるまち、新たな時代の魅力的な風格のあるまちを創造することを目的に、様々なまちづくり活動を展開しています。
当協議会における今年度の活動の大きな柱が、今後の博多駅周辺地区のまちづくりの指針となる「博多まちづくりガイドライン」の策定です。当協議会でこれまで検討を重ねてきましたその素案をお示しし、皆様からのご意見を踏まえてより良いものへと練り上げるべく、今回、その発表会を開催いたしました。
また博多まちづくりガイドライン素案発表にあわせて、札幌・名古屋・大阪の各拠点駅周辺でまちづくりに取組む方々を招き、活動の紹介と意見交換を行いました。250名を超える方々が耳を傾け、これから博多が迎える転機をどう活かしていくべきかを考える、貴重な機会となりました。

 
【発表の要旨】
札幌:服部 彰治氏(札幌大通まちづくり株式会社 取締役統括部長)
・取組みの概要
 まちづくり会社を設立。財源獲得の収益活動を積極的に展開。継続的・専門的な活動を目指す。
・重要と考えていること
 大通地区とJR札幌駅地区は近接しており、都心全体としての取組みが重要。
・博多へのアドバイス
 ガイドラインをいかに実現していくかが問われる。担い手と継続性(人材、財源)の観点が必要。

名古屋:藤井 修氏(名古屋駅地区街づくり協議会 事務局次長)
・取組みの概要
 まちづくりコンセプト・ガイドライン骨子を策定中。
・重要と考えていること
 法人のみの会員組織であり、また、駅を中心としたビジネスゾーンの外に魅力があるため、広く周囲との連携が重要。また、「駅の力」とは、圧倒的な利用者数(集客力)と空中権(空間)の事であると指摘。
・博多へのアドバイス
 博多のアイデンティティを内包した、分かりやすいキャッチフレーズが必要。また、ブランディング戦略と実施計画(スケジュール)が必要。

大阪 :神田 彰氏((社)関西経済連合会 地域連携部長 兼 北梅田プロジェクト推進室長)
・取組みの概要
 官民連携の北梅田プロジェクト。ナレッジキャピタルのコンセプトで、先行エリア(7ha)の開発を推進。
・重要と考えていること
 駅を起点にした360度のまちづくり。大梅田構想の機運を醸成したい。
・博多へのアドバイス
 駅は交流拠点(サロン)。歩行者・人の視点が大事。アジアとの交流や、360度のまちづくりもキーワードに。

また、会場にお越しになった方からは、駅の利用者を駅の外(まち)へ誘導することが重要であるとのご指摘や、ユビキタス技術を応用した安全・安心の取組みの必要性についてご意見を頂きました。

【発表資料ダウンロード(PDF)】
札幌
・ 名古屋
・ 大阪

【日 時】平成21年9月9日(水) 13:30~16:30  ※開場は13:00
【会 場】ホテル日航福岡 3階 都久志〔つくし〕の間 (福岡市博多区博多駅前2-18-25)
【主 催】博多まちづくり推進協議会
【後援(予定、順不同)】
国土交通省九州運輸局、国土交通省九州地方整備局、福岡県、福岡市、(社)日本都市計画学会九州支部、(財)福岡アジア都市研究所、(独)都市再生機構九州支社、朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞西部本社、日本経済新聞社西部支社、西日本新聞社、テレビ西日本、TVQ九州放送