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2008

Mar

27

会議開催報告

博多千年の都市フォーラム シンポジウム「夢ひびきあう街に」を開催しました

3/26、当準備会と西日本新聞社の共催によるシンポジウム「夢ひびきあう街に」を博多全日空ホテルにて開催しました。


■組織名称とロゴマーク発表

 当準備会の本組織設立に向けて、組織名称「博多まちづくり推進協議会」とそのロゴマークを発表しました。公募した名称とロゴマークそれぞれの発案者にお出で頂き、最優秀賞として表彰を行いました。

■活動報告

 1年間の準備会の活動報告と本組織での活動予定を報告しました。
 シンポジウムをはじめ、まちづくりワークショップや、まちづくりガイドラインの骨子案作成、社会実験の検討と準備、地域活動参加などの活動報告と来年度事業計画案を、事務局長の中野氏より説明しました。
 このうち、ポスターワークショップとストリートワークショップについては、ファシリテーターの田坂氏より作業の様子が紹介されました。
 ガイドラインについては、その役割と本組織での作り込みを予告したうえで、骨子案の概略をプランニングチームリーダーの森田氏より説明しました。

■基調講演「集客都市戦略~合意形成とルールづくり」橋爪紳也氏

 「集客都市の発想と戦略」「都心再生とエリアマネジメント」「規制緩和とエリアマネジメント公告」の3つの項目を柱に、他都市の事例や実践中の活動についても紹介頂きました。
 地域の個性を活かし、訪れる人が楽しめるまちづくりへ発想を転換することによって、結果的に住む人や地域で活動する人にも魅力あるまちになっていくと示唆されました。そこにエリアマネジメントという継続的な活動を通じて、まちのルールづくりや新たな価値創造を合意形成していく「場」が提供されることの意義は大きく、立場や目標の異なる人や活動の「ゆるやかな連携」が生まれ、更にまちが活性化していくと説明されました。
 また、エリアマネジメントの分かりやすい事例として、まちづくりの財源ともなるストリート公告の仕組みを披露されました。積極的に広告で景観をつくりだすことによって、違法駐車や治安の改善にもつながる施策であるということでした。
 
■対談:唐池会長・橋爪氏
 (聞手:西日本新聞博多まちなか支局長 大久保氏)

 対談では、唐池会長のまちづくりに対する思いを中心に、「まちの調和をどう生み出すか」というテーマで話題が展開されました。
 そのなかで、今なお残る「結(ゆい:相互扶助の労働慣行)」の例に触れて、まちの共同体意識をいかに醸成していくかがキーになるのではないかと発言されました。新しい駅ビルも客を囲い込むのではなく、地域全体で歩いて楽しいまちづくりを目指したい。さらには、アジアとの大交流時代をむかえ激しさを増す都市間競争を生き抜くために、都心全体でまちづくりを盛り上げていくと宣言されました。


文責:アクションチーム部会 溝口

夢ひびきあう街に(チラシ)