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2015

Jul

21

防災・防犯活動

第9回防犯講習会を開催しました

安全・安心なまちづくりの一環として定期的に開催している「防犯講習会」。今回は、最近マスコミでも報じられている“子どものネット犯罪被害”を防ぐことを目的に、博多警察署さまとKDDIさまを講師に迎えて開催し、31名の皆さまにお越しいただきました。

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■「ニセ電話気づかせ隊」についての紹介 (講師:博多警察署 生活安全課)

こちらは子どものネット犯罪とは別ですが、既に今年の1~6月で福岡県内12億円を突破するという、過去最悪のペースで増加している“ニセ電話詐欺”を減らすためにご紹介いただきました。

「ニセ電話気づかせ隊」は、ニセ電話詐欺に対する注意を呼びかける活動に賛同する2名以上の団体(家族でも可)で登録できます。特に活動報告の義務などはございませんが、ATMや駅・空港で不審な行動をしている高齢者の方を見つけたら積極的に声をかけていただき、もし未然防止につながった場合は「阻止功労賞(3,000円相当分のカタログギフト等)」が贈られます

詳細・お申込については、福岡県警察HPまたはこちらのPDFからご覧いただけるので、ぜひ多数の方々にご登録いただければと思います。

 ■「子どものネット犯罪被害の状況」について (講師:博多警察署 少年課)

続いては、子どものネット犯罪被害の状況についてです。

やはり最も多いのは、ネットで出会った人と直接会うことで巻き込まれる、強姦・売春・殺人などの被害。子ども(被害者)側は、半分以上が「遊び相手が欲しいから」「相談に乗ってくれるから」など、まさか危険なことに巻き込まれるとは思っていないのですが、大人(被疑者)側は7割が「性交」を目的として会っていることもわかっています。

さらに、被害にあったほとんどの子どもが携帯の“フィルタリング”を行っていませんでした。子どもが軽はずみな気持ちで大変な目に遭わないよう、大人が注意して見守ることが大切です。

詳しいネット犯罪被害の事例や対策については、こちらのPDFを参考にしてください。

 

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■「KDDIケータイ教室」 (講師:KDDI㈱九州総支社)

更に踏み込んで、ネット犯罪の被害者だけではなく加害者になる可能性についても考えました。特に最近ニュースなどでも聞かれる“ネットいじめ”については、LINEなどにおける小さなすれ違い(既読がついたのに返事がない、文章の捉え方の違い等)が原因であることが多く、トラブルになりそうな時は直接会ってコミュニケーションをとることが大切です。また、遊び心で撮った写真(裸の写真、バイト中にふざけた写真等)が流出して後悔・・・という事件も後を絶ちません。

最も大切なのは、家族の中で携帯の利用ルールを作ること。講師の方のオススメは、

(1) 充電は夜、居間でする ⇒ 親の目が届く、夜更かしの防止につながる
(2) 親が時々携帯をチェックする ⇒ ただし子どもの承認を得ること
(3) 出来れば部活内・クラス内でそのルールを共有する ⇒ 繋がらない時間が共有される

の3つ。ぜひ家族の中でルールづくりを行っていただきたいと思います。当日の資料はこちらのPDFをご覧ください。

また、KDDIケータイ教室を各団体向けに実施していただくことも可能です。詳しくはKDDIケータイ教室HPをご覧ください。

 

大切な子ども達を守れるのは、私達大人です。講習会の内容を、ぜひ地域や職場の皆さまにも水平展開して、安全・安心な博多のまちをつくりましょう!

講師の皆さま、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。