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2015

Jun

12

防災・防犯活動

「みんなで考える地域防災」講演会&ワークショップ(水害編)を開催しました

6/12(金)、まち全体の災害に対する意識向上と対応を学ぶことを目的に「みんなで考える地域防災 講演会&ワークショップ(水害編)」を開催しました。

今回のテーマは博多駅周辺でも平成11年と15年に大きな被害があった「水害」。雨が多くなる季節を前に、参加者の皆さまと一緒に考えた貴重な時間となりました。

 

①講演 博多のまちに都市型水害対策は必要か?~みんなで取り組む対策の大切さ~
 講師 九州産業大学工学部 都市基盤デザイン工学科 教授 山下三平氏

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 “都市型水害”とは、アスファルトで整備された都市の地面に雨が浸透せず、雨水管に水が溢れることが大きな原因と言われています。また、最近では“ゲリラ豪雨”が増えたことも、都市型水害が頻発する要因ともなっています。この水害対策について、山下先生は健康づくりを例にわかりやすく教えてくださいました。

 また、博多では河川改修や雨水タンクの増強など、行政による様々な対策がとられていますが、やはり大切なのは地域や官民の共働(場づくり)、浸水と避難の情報発信(ルールづくり)などソフトの対策。一人一人が意識をもって水害対策を考えることが大切です。

 

②講演 福岡市の対策紹介 福岡市の防災・減災 覚えておこう!災害への対応
 講師 福岡市市民局防災・危機管理部 防災普及啓発指導員 奥園孝二氏(防災士)

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 昨年に引き続き軽快なトークで人気の奥園さまにお越しいただき、平成15年に起きた博多駅周辺の水害を例に、身近な対策について教えていただきました。この水害では地下の浸水により1名がお亡くなりになられましたが、実は事故当時は博多では雨が止んでいたそうです。では何故このような被害が起きたかというと、大宰府や大野城など上流で降った雨が川を下って一気に博多駅周辺へ押し寄せたから。雨が止んだからといって油断してはいけないということを、私たちはこの事故から学ばなければいけません。

 また、天気予報で「1時間に●●mmの雨が降る恐れがある」というフレーズをよく耳にしますよね。博多駅周辺では「雨水整備レインボープラン博多」により1時間に79.5mmまでの雨が排水できるようになっていますので、この数字を超える雨が予想される場合には、危険だなと意識することができます。この数字を覚えておきましょう!

 そして水害において最も大切なのは、「知らせる努力・知る努力」です。水害に対する情報を収集し多くの人に伝えることで、被害はほとんど防ぐことができるのではないでしょうか。

 

③ワークショップ みんなで博多駅周辺地域での都市型水害対策について考えよう
 ファシリテーター ㈱福山コンサルタント 山本英治氏(防災士)

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 ワークショップでは前段の講演をもとに、住む人・働く人、様々な立場で水害対策を検討しました。水害対策の特徴は地震のように突然やってくるわけではなく、“時間があること”だからこそ皆が油断をしやすいし、事前の情報収集や普段からの地域連携が大切だという意見がどのグループからも上がりました。施設管理者をされている方などからは、施設を利用する人同士でルールをつくり共有することが大切だという声も聞かれました。

 そもそも避難しないほうが安全な場合もあります、自分が住む場所・働いている場所が、避難しなければいけない場所にあるかどうかを事前に知っておくことも大切です。博多区の浸水ハザードマップ(こちらからダウンロード)をチェックしてみましょう。

 

全体で4時間という長時間でしたが、参加の皆さまには真剣に聴講・議論していただきました。どうもありがとうございました。