平成23年3月の九州新幹線全線開業やあいつぐ商業施設の開業等により、博多のまちは国内外からの来街者が増加し、人の流れにも変化が見受けられるようになりました。
また、クルーズ船の寄航による外国人観光客の増加や歴史的資産である博多の寺町エリアの整備計画、地下鉄七隈線(天神南~博多)の延伸事業、博多港長期構想などウォーターフロント地区の動向等、博多のまちを取り巻く周辺環境も大きく変化しようとしています。
そのような動きとあいまって、博多駅周辺地区はこれまでにない活力と可能性、そして大きな期待に満ち溢れています。
一方、これまで以上にまちの魅力を発現させるための「にぎわい創出」や「回遊性向上」の取り組みは何か、歩行者や自転車交通量が増加する中、両者をいかにして共存させていくべきか、増加する国内外観光客への受入体制など、今後どのような「おもてなし」が必要なのか、また、将来の建物の建替えを見据えた取り組みとしてどのようなものがあるか・・などといった検討すべき課題も数多くあります。
当協議会では、そのような変化への対応とさまざま課題を解決すべく、「博多まちづくりガイドライン改訂プロジェクト」立ち上げ、9月7日(金)にキックオフミーティグを開催いたしました。
▼坂井猛座長(九州大学教授)からのごあいさつ ▼参加者との意見交換
キックオフミーティグには多数の方々にご出席いただき、平成21年12月に策定した「博多まちづくりガイドライン」を振り返るとともに、意見交換が行われました。
意見交換では、「改訂したガイドラインは誰に向かって発信するのか?」、「まちづくりに関する国による補助金制度などを積極的に活用すべき」、「歴史や文化など特に伝えるべきところをしっかりと伝えることが大切」などといった課題もあらたに提起され、あらためてメンバーの関心度の高さを感じました。
これからの約1年間、全7回のプロジェクト会議を通して、「博多まちづくりガイドライン」をより一層実践的で有効なものに改訂し、住む人・働く人・訪れる人が主役となったまちづくりをすすめてまいりますので、みなさま方のご協力、ご支援を宜しくお願いいたします。