トップページ > 協議会概要 > 事業計画

事業計画

2023年度事業計画

 2023年度は、「博多まちづくりガイドライン」に基づき、新たに「つながる」と位置づけた「アクションプラン(2023-2025)」がスタートする年です。2023年度は地下鉄七隈線の延伸やはかた駅前通り、筑紫口駅前広場の再整備を終えたまちの変化を捉えた施策を実施します。
 特に、公共空間の利活用については、昨年度の検証結果を踏まえ、関係箇所と連携し、博多のまちに活気とにぎわいをつくり、「博多コネクティッド」については、建替促進等を通じた都市機能向上のための諸方策を検討するともに、会員間で浸透を図る取組みを実施して参ります。また、行政、地域、事業者とも一層積極的に連携し、「歩いて楽しいまちづくり」「美しく安心なまちづくり」に継続して取り組んで参ります。

「博多まちづくりガイドライン」 アクションプラン(2023-2025)

2023年度~2025年度 “つながる”期間

基本方針 アクション
1.賑わい・回遊

通りの魅力を磨き上げ、にぎわいを駅からまち全体に拡げる

2.交通

多様な移動手段が共存し、誰もが歩きやすいまちを目指す

3.歴史・文化

数ある博多の歴史・文化・食の魅力を発信し、発信を強化する

4.環境

環境に配慮した活動を拡大し、彩り豊かなまちをつくる

5.みどり・公園

みんなが使う、みんなで創る「都会のオアシス」を目指す

6.安全・安心

安心して歩けるまちを目指して、まち全体の連携を推進する

7.防災

行政、地域、まち協が協力し、三位一体となった取り組みを進める

「博多まちづくりガイドライン2023」の図

1.にぎわい・回遊

通りの魅力を磨き上げ、にぎわいを駅からまち全体に拡げる

  • ・ 博多のまちの歴史や文化、グルメ等の魅力を紹介し、まち歩きルートを提案する「博多まち歩きマップ」の発行に加え、デジタルマップも活用し、更なる回遊性の向上と歩いて楽しいまちづくりを推進。
  • ・ 博多駅周辺の商業施設のみならず、エリアの個店とも連携した取組みを実施。
  • ・ 他エリアの先進事例から講師を招いて先進事例を学び、“博多のまち”について改めて考えるトークイベント(ミートアップ)の開催。
  • ・ 博多のまちの会議室、コワーキングスペースや博多の歴史ある寺社等を活用した「はかた大学の活動」を展開し、博多のまちに新たなコミュニティを形成。
  • ・ 行政、学校と連携し、イベント等に利用可能な道路や公開空地等、オープンスペースの積極的な利活用。
  • ・ 再整備完了後のはかた駅前通りで、国家戦略道路占用事業等を活用し、持続可能な仕組みを検討しながら、通りの魅力向上と回遊性向上の推進。
  • ・ We Love天神協議会と連携し、天神・博多エリアの回遊性の課題や将来像を検討する。

  • 博多まちづくりミートアップ・国家戦略道路占用事業

2.交通

多様な移動手段が共存し、誰もが歩きやすいまちを目指す

  • ・ 警察と協力した押し自転車の呼びかけによる、歩行者と自転車利用者双方の安全性・快適性を高める環境づくりの推進。
  • ・ 交通量調査の経年分析で示された博多駅周辺の通りの課題解決に向けた取組みの検討。
  • ・ 再整備後のはかた駅前通りにおける、自転車専用レーン適正利用啓発活動の実施。
  • ・ 行政と連携した都心の自家用車流入抑制に向けた取組みの推進。

  • 押し自転車の呼びかけ・フリンジパーキング

3.歴史・文化

数ある博多の歴史・文化・食の魅力を発掘し、発信を強化する

  • ・ 博多の魅力発信会議と連携し、「歴史・文化・食」の魅力の新たな発信方法を検討。
  • ・ 博多千年門等の観光資源を活かし、博多旧市街等の回遊性を促す事業の促進。
  • ・ 博多旧市街方面に誘客する取り組みの実施。

  • 和の博多・承天寺通り灯明ウォッチング

4.環境

環境に配慮した活動を拡大し、彩り豊かなまちをつくる

  • ・ 清掃美化活動「クリーンデイ」や環境向上啓発活動「打ち水」の継続展開。
  • ・ 地域や事業者による自主的な環境向上・美化活動の啓発・支援。
  • ・ フリーマーケットや環境をテーマにしたワークショップの開催等、環境啓発活動の実施。

  • クリーンデイ・博多ひ~んやり!打ち水

5.みどり・公園

みんなが使う、みんなで創る「都会のオアシス」を目指す

  • ・ はかた駅前通りや筑紫口中央通りの植栽管理事業による、花やみどり溢れるおもてなし環境の醸成。
  • ・ 明治公園をはじめとした公園内の喫煙課題の解決に向けた検討。
  • ・ 公園の新たな活用方法として、キッチンカー、テーブルセット等の設置を検討。

  • 植栽管理事業・キッチンカー

6.安全・安心

安心して歩けるまちを目指して、まち全体の連携を推進する

  • ・ 歩行者の利便性を高める機能や来街者にもわかりやすく、まち全体で統一感のある案内板・サイン等の検討。
  • ・ 地域、専門学校、警察と連携した防犯講習会や防犯キャンペーンの実施。
  • ・ 夜間におけるまち歩き調査の実施と警察、行政等の関係機関と連携した客引き対策の合同パトロールの推進。

  • 防犯講習会・合同パトロール実施

7.防災

行政・地域・まち協が協力し、三位一体となった取り組みを進める

  • ・ 行政と連携し、地震や水害等をテーマとした防災に関する講習会の実施。
  • ・ 博多駅周辺地区の有事の際の帰宅困難者対策としてのサイネージ使用等、エリア全体の情報発信のあり方を検討。

  • 防災セミナーの実施・サイネージを活用した災害情報発信

8.協議会活動の充実

他組織との連携

  • ・ 福岡地域戦略推進協議会、天神明治通り街づくり協議会、We Love天神協議会、当協議会が連携し、福岡市が注力する施策や社会のニーズに即した価値観を踏まえ、博多に留まらない福岡都心のまちづくりを推進。
  • ・ 視察の実施・受入や、まちづくりに関する諸会議への参加による事例研究や情報交換。
  • ・ 全国エリマネネットワークへの参画、他エリアマネジメント団体と連携を通じたまちづくり組織のあり方、公共空間の活用や自主財源に関する情報収集。

情報発信

  • ・ 当協議会のホームページ、SNSを活用したタイムリーな情報発信。
  • ・ 「博多のまちの会議室」を活動の拠点に、当会や地域のミーティングの場、また旅行者等への情報発信拠点として最大限活用することで、回遊性を促進する。

9.博多コネクティッド推進

博多駅エリア発展協議会の方向性や取組みの波及

  • ・ 博多コネクティッドの概要やグランドビジョンを含め、これまでの取組みを展開。
  • ・ 「まちづくりガイドライン」と「グランドビジョン」の位置づけの再整理。

  • グランドビジョン

協議会内での都市機能更新に対する機運醸成

  • ・ 福岡市が注力する施策を踏まえた外部有識者による勉強会の実施。
    (例:ウェルビーイング、脱炭素、国際金融機能誘致、緑化、アート等)
  • ・ 先進的なまちづくり事例の視察を行い、会員の知悉度向上及び同じ目線での開発機運の醸成。
  • ・ 福岡に限らない会員の取組み事例の情報共有と、博多エリアに導入すべき具体的な方策の検討。

  • フィールドワーク・有識者を招いた勉強会の開催

街区・エリア単位での建替えに向けた検討支援

  • ・ 通りの一部や複数街区~街区単位での課題抽出・共有。
  • ・ 会員の意向に応じて、個別街区でのまちづくり方針や地区計画・地区整備計画策定等の支援。
  • ・ まちづくり方針の検討となった際の個別街区・エリアの地権者への声かけ。

特別協賛事業

はかた駅前“どんたく”ストリート

  • ・ 福岡都心部のにぎわい創出、回遊性の向上を目的に、福岡市民の祭り振興会と連携して「はかた駅前どんたくストリート」を継続して運営。
  • ・ 企業協賛の維持・拡大による安定的な運営基盤の構築。
  • ・ 「はかた駅前通り」歩道拡幅を活用した運営。

  • はかた駅前どんたくストリート・企業による広告協力

冬のファンタジー・はかた

  • ・ 博多駅周辺のイルミネーション実施事業者との連携、沿道事業者や地域の協力に基づき、一体感及びスケール感のあるイルミネーションの展開。
  • ・ イルミネーションの開催時期・開催区間に、にぎわいづくりを行い、回遊性向上を図る。
  • ・ 中洲、天神等の他エリアと連携した施策の実施と情報発信の強化。
  • ・ 安定的な運営基盤を構築するため、企業協賛の拡大に努める。

  • 街路樹イルミネーション・サンタ大作戦